Oldies But Goodies
Goody Goody Oldies | Billboard Top 10 Singles/No.2 Songs | 5★CD/Best CD | '80s | Links | About Site | Mail
GOODY GOODY OLDIES VOL.53
1. SUNRISE...(5:22/1975)
Eric Carmen

[E. Carmen]
ERIC CARMEN (Album Title)
-BMG / BVCA-7351-
1分30秒の幻想的なイントロにつづき、いきなり飛び出すポップ・ビートにさわやかなヴォーカル、嬉しいときめきが身体全体に広がっていくこの瞬間は何度でも味わいたい感動だ。エンディングはハードにビシっと決め、油断も隙もない曲調の七変化はまるで組曲さながらの複雑な構成でありながら、表面の印象はあくまでも楽しむためのポップ・ミュージック。ファースト・ソロ・アルバムのオープニングに収録されたこの曲は正しく若きマルチ・ミュージシャン、エリック・カルメンの腕の見せ所であった。シングル・カットもされたが、残念ながら全米チャート最高34位までしか上昇しなかった。
2. I SHALL BE RELEASED...(3:14/1968)
The Band

[B. Dylan]
MUSIC FROM BIG PINK / THE BAND
-EMI / TOCP-3155-
ザ・バンドは初登場組だ。シリーズもここまでくると初めての人もあまり登場しなくなってくるだろう。初心者マークでもつけてみようかねぇ(なんてことはどうでもいいか)。この曲はボブ・ディラン作の名曲で、彼がカーティス・メイフィールドの曲を聴きながら作ったのだそうだ。言われてみればそれっぽい気もしないでもないが、初めて聴いた時から現在まで"なんと可憐なポップ・ミュージック!"という感触は変わっていない。デビュー・アルバムに収められた多くのカバーが存在する名曲。ザ・バンドは一人を除いてカナダ出身だが、ニューヨークで結成された5人組のロック・バンド。これといってヒット・シングルはないが、名盤が多いのか非常に評価、人気は高い。
3. MELTING POT...(3:51/1969)
Blue Mink featuring Madeline Bell

[R. Greenaway / R. Cook]
*BUBBLEGUM CLASSICS SOULFUL POP (VOLUME 4)
-VARESE SARABANDE / VSD-5890-
このオムニバスCDを抽象する曲調である。バブルガム・ソウルフル・ポップ・・・その名の通りの音楽ってヤツだね。このブルー・ミンクというのは作者でもあるソングライター・コンビ、グリーナウェイ&クックの作ったイギリスの(スタジオ?)グループで、この曲はソウルフル・ヴォーカルを聴かせるMadeline Bellというアメリカ人女性をフィーチャーしたデュエット・スタイルの心地よいミディアム・チューンでUKチャートで最高3位を記録している。うろ覚えだが、相手の男性はロジャー・クックだったと思うのだけれど、違ってたら誰か教えて、お・ね・が・い!
4. IN MY ROOM...(2:16/1963)
The Beach Boys

[B. Wilson]
SURFER GIRL
-EMI / CP21-6003-
5. KEEP AN EYE ON SUMMER...(2:24/1964)
The Beach Boys

[B. Wilson / Norman / M. Love]
SHOT DOWN VOLUME 2
-EMI / CP21-6005-
最初のはシングル「ビー・トゥルー・トゥ・ユア・スクール」のB面で全米チャート最高23位まで上昇した美しい名バラード。ブライアンが初めて自分のことを歌にした内省的な作品で独裁的なマネージャーだった父親マレー・ウィルソンと衝突しては部屋に引きこもっていた時の心境を表面化している。ロビン・ワードの「イン・ヒズ・カー」という曲はこの曲の可笑しいくらいのイミテーションだ。次のはシングルではないがこちらも美しい名バラード。個人的にも超お気に入りの曲だったが、ブライアンの最新作「イマジネーション」にセルフ・カバーが収録されており、それに因んで(?!)シリーズに収録。この曲の収められた2作目のホット・ロッド・アルバムは他にも「ドント・ウォリー・ベイビー」、「太陽をあびて」等名バラードを多く含んでいる。
6. IT DON'T COME EASY...(3:05/1971)
Ringo Starr

[R. Starkey]
BLAST FROM YOUR PAST / RINGO STARR
-EMI / CP32-5462-
リンゴはいいよね。ステキな仲間に恵まれて、お気楽にのんきなロックやっててね。作風に気負いがなく、のびのびしてて、彼を取り囲む環境が素直に音楽に表れているような雰囲気だ。考えてみると元ビートルズのメンバーのうちソロになって1番いいポジショニング取ったのってリンゴだよね。こう言っちゃ失礼だけど6年ぶりのニュー・アルバム、意外なくらい素敵じゃないかっ! 只今絶好調といった感じの彼の過去の作品も改めて聴いてみたくなっちゃうね。ってなわけで、この曲は自作自演で全米チャート最高4位を記録する大ヒット。邦題は「明日への願い」。
7. GOOD AS IT CAN BE...(2:43/1974)
Eric Kaz

[E. Kaz]
CUL-DE-SAC
-EAST WEST / AMCY-2582-
この号(と次の号)は6月末分なので、今年上半期のベスト10をほのめかす内容になってるんだけど、お気づきでしょうか? 都合により更新日が前後しちゃったから意味なくなってるんだけど(苦笑)。エリック・カズは恐らく当時より今のが知名度のありそうなソングライターで、今年ワーナーから2枚の再発CDがめでたくリリースされたことで脚光を浴びている。この曲はその2枚のうちの1枚「カル・デ・サック」の収録曲で親しみやすい軽快なポップ・チューン。"アルバム全体で1曲"といっていいくらいよくまとまった名盤なのでまだの人はぜひともご一聴を。
8. LAST DANCE...(3:38/1973)
Raspberries

[W. Bryson]
RASPBERRIES / SIDE 3
-EMI / TOCP-3394-
というわけで、ところどころに上半期ベスト10にランクされたアルバムからの曲が出没します。 ノッケにエリック・カルメンを入れたので、ラズベリーズはウォーリー・ブライソンの作、ヴォーカル曲にした。彼も聴き応えあるナンバーを多数残しているからね。その中で最も名曲と呼べるのがこの曲で、アコースティックでさわやかなポップ・チューンとして始まるが、途中変調したと思いきやいきなりフィドルが導入され、まるでカントリー・ミュージック!に早変わり。小気味良い演奏がこれまたチャーミングで最高。彼らってトリビュート盤はあるけど、ボックスでないのかなぁ…。
9. EVERY BREATH YOU TAKE...(4:12/1983)
The Police

[Sting]
THE POLICE / GREATEST HITS
-A&M / POCM-1010-
シングル・ヒットが途絶えてしまったので(笑)、ここらでドカーンと"全米No.1のスゴイヤツ"を登場させよう。それも年間チャートでNo.1を記録した筋金入りのヤツをね。ポリスの代表曲で、誰でも知ってる名曲中の名曲。だけど、ちょっと地味っぽいし、私ったら平坦な曲調だからか最初聴いた時はたいした曲だと思わなかったんだよね。まぁ聴いていくうちにどういうわけかどんどん曲に風格付いてきちゃって「ごめん、私、間違ってた」ってなっちゃったんだけど。邦題は「見つめていたい」。"君の・・・(あらゆる動作)すべてを見つめていたい"と呪文のようにくり返し言い続ける熱烈なラヴ・ソングだが、この主人公、ストーカー予備軍のような性格って気もしないでもないよーな(?!)。
10. SLEDGEHAMMER...(4:55/1986)
Peter Gabriel

[P. Gabriel]
SHAKING THE TREE SIXTEEN GOLDEN GREATS
-EMI / VJCP-50125-
この人が全米No.1ヒットとか放っちゃうんだもんねぇ。分からないもんだ。まぁ一聴して"売れ線"で今までにないキャッチーなポップ・チューンだったんでWelcome to the American Top 40だったんだろうけど。で、"スレッジハンマー"ってのはデッカイハンマーのことらしいけど、「君のデッカイハンマーになりたい」なんて正気の男が言いますかねぇ。深読すると愛の告白になるのだそうだが・・・。ピーター・ガブリエルはジェネシス結成時のメンバーでヴォーカリストだったが、1975年に脱退し、ソロに転向。マニアックなタイプなので、ヒット・チャートには無縁だったがこの曲を含む「SO」というアルバムが大ベストセラーとなり、シングル・ヒットも多く生まれ、一般的に知れ渡るようになった。ユニークで凝りまくった大傑作ビデオも楽しかったね。
11. PUC-MAN FEVER...(3:52/1982)
Buckner & Garcia

[J. Buckner / G. Garcia]
YOGAKU TENGOKU ~SME~
-SONY / SRCS 8569-
ゲーム好きだった子供の頃、まずはインヴェーダーにハマり、お次はもちろんこのパック・マン…懐かしいなぁ、もう〜〜。パックマン・フィーバーにやられてた身としてはこのイントロ聴いた瞬間、血が騒ぐんだよね。と同時に100円玉を何千枚無駄にしたことかと虚しくもなる。今じゃファミ・コンからプレ・ステの時代だけど、ゲームセンターに行けばパック・マンはまだ健在だよね。と、まぁこの曲は当時流行のゲームを取り上げたノヴェルティ・ソング。勢いに乗って全米チャート最高9位を記録する大ヒットとなっている。バックナー&ガルシアはアトランタ出身のデュオで一発屋(?)。でも、こんなの聴いてちゃ会社じゃなくてゲーセンに向かっちゃいそうだぞ(汗)。
12. LIVIN' THING...(3:33/1976)
Electric Light Orchestra

[J. Lynn]
A NEW WORLD RECORD / E.L.O.
-SONY / SRCS 9432-
ポップなオーケストラ・サウンドを聴かせるE.L.O.最大の売上げを記録したアルバムからのシングル・ヒット。全米チャート最高13位まで上昇している。邦題「オーロラの救世主」(意味不明)。懐かしいポップ・サウンドと、美しいオーケストラを見事に融合し作り上げた革新的なロックンロール。誰も容易にマネできない独自の音楽をクリエイトした偉大な彼ら(ジェフ・リン)だけど解散してもう随分経つよね。もうそろそろ本格的なフォロワーとか出てきてもいい頃だけど、挑戦者いないのかねぇ。
13. (YOU'RE MY ) SOUL AND INSPIRATION...(3:21/1966)
The Righteous Brothers

[Mann / Weil]
THE VERY BEST OF THE RIGHTEOUS BROTHERS UNCHAINED MELODY
-POLYDOR / POCP-9140-
1990年に映画「ゴースト」で使用された「アンチェインド・メロディ」がリバイバル・ヒットし、若い世代にもライチャス・ブラザーズという名前と楽曲がよく知られるようになった。それは素晴らしいことだし、オールディーズの再評価は絶対に必要なことだけど、それ以来何かというと"ライチャス=アンチェインド"みたいになっちゃって、"アレ…?ちょっと待てよ、一発屋じゃないぞ、オイオイ"ってな気にさせられてるのは私だけかな? 捨て難い曲もいっぱいあるのに決めちゃうくらいなら前のが良かった、なんて思う私は性格まがってる?ということで、個人的に彼らの中で1番好きなこの曲を入れた。全米No.1に輝いた名曲で「フラれた気持」にソックリの壮大なバラードだ。
14. LET'S LOCK THE DOOR (AND THROW AWAY THE KEY)...(2:30/1964)
Jay And The Americans

[W. Farrell / R. Alfred]
*COME A LITTLE BIT CLOSER - THE BEST OF JAY AND THE AMERICANS
-EMI USA / CDP-7-93448-2 -
最大のヒット「カム・ア・リトル・ビット・クローサー」の次のシングルで全米チャート最高11位を記録している。楽しく、ノリのいいだけのオールディーズ・チューンにも聞こえるがヴォーカルのジェイとそのバック・バンドとしてのチームワークが良く機能している作品である。彼らは1961年にデビューしたニューヨーク出身のグループで最初はジェイ・トレイナーという人がヴォーカルだったが、大半のヒット曲を歌っていたのは2代目のジェイことデヴィッド・ブラックである。
15. LOOKING FOR AN ECHO...(3:25/1975)
Kenny Vance

[Richard Reicheg]
VANCE 32 / KENNY VANCE
-EAST WEST / AMCY-2696-
ケニー・ヴァンスは前のジェイ&アメリカンズのメンバーだった人で、ソロとしてはこの「ヴァンス32」が唯一のアルバムである。売れなかったらしいが、内容は本当に素晴らしく、詳しくはこちらをご参照いただきたい。そんな中でハイライトと呼べるナンバーがこの曲。オールディーズ・トリビュート系でドゥーワップ・コーラス・グループに憧れる少年たちがエコーを求めて反響する場所を選び、ハーモニーの練習をする姿を微笑ましくも感動的に描いた大傑作である。オールディーズ・トリビュート・ソングは数あるけれど、これほど的確に良さを伝え、その影響力をアピールしている曲は少ない。
16. THE WAY IT IS...(4:58/1986)
Bruce Hornsby & The Range

[Hornsby]
THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
-BMG / BVCP-7473-
ブルース・ホーンズビー&レインジは下積みの長いヴァージニア出身の5人組で、ヒューイ・ルイスが発掘したということで話題になっていた。哀愁的な美しいメロディーにフィーチャーされた楽器はホーンズビーの奏でる可憐なピアノ。デビュー・アルバムからのセカンド・シングルで全米No.1を記録した。派手さはないが普遍性をもつ温かいバラード。80年代半ばには非常に新鮮な音楽だった。80年代アメリカン・ロックを語る上で決して外すことの出来ない印象的なグループである。
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